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闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No170 [闘病]

救急病院に入院直後のリハビリで「他動による可動域確保動作(ROM訓練)」から始まる私の思う理由ね。   「脳卒中とビリギャルの似ているところ」ね。   先週、ブログ村脳卒中カテゴリーである方が「失語症」について、適切な解説をされていました。   10日午後7時NHKニュースでロボットリハビリ関係が放送されていました。   「脳卒中での手術適応」についてね。   私のような「感覚麻痺での動作をできるようにする方法」ね。ただし、「動かせる」だけだよ。   「リハビリ6ヶ月説」についてね。この説でリハビリ病院が6ヶ月で退院になるのですよ。

 11月9日(月)、救急病院に入院直後のリハビリで「他動による可動域確保動作(ROM訓練)」から始まる私の思う理由ね。「ぐにゃぐにゃのからだの維持」?ですよね。私自身はグニャグニャを気にしていなかったので記憶にないですよね。ただ、救急病院入院当時の夜かな。まだらで意識が戻るときがあって、「鼻が詰まる」ということでベッドの背中側をリモコンであげていたら(角度不明)、気がついたら頭を下にしてベッドからぶら下がっていました。このとき、背中がベッドについているから大丈夫かなと思ってね。実際は頸椎損傷の一歩手前でした。頭頂が床と仲良くしていました。グニャグニャだったのですよね。どちらかというと「グニャグニャ」に保とうとしていたからリハビリ病院で「奇跡的回復」かな。でも、ある時期からは「関節の可動域確保」でしたよ。上肢の動作テストではよいスコアを出したし、下肢の方は小走りまで指導してもらいました。ですから、「リハビリは楽しかった」ですよ。医者がいなければもっと楽しかったと思いました。楽な力での関節の可動域の有無が四肢のリハビリの長短を決めると考えるようになったのです。ですから、楽な力での関節の可動域確保を。ラジオ体操が楽にできるような関節可動域を。ジャンプは別ね。ラジオ体操は関節可動域確保の体操だと思います。指はラジオ体操のほかで可動域確保をね。
 11月10日(火)、「脳卒中とビリギャルの似ているところ」ね。脳卒中患者も映画のビリギャルも最初は現状認識から始まるのですよ。「現状」というのは脳のどの部分で障害があるのか、そのことから考えられる高次脳機能や四肢等の障害ですよね。ビリギャルもその時点での学力等の状況ね。何について理解できていて、どのあたりから判らなくなっているのかとかですよね。現状に応じた適切適度なリハビリや学習の開始ね。健常者と同じことをしようとしても弊害ばかりだし、ギャルの方も高校レベルから復習させたら、ギブアップものでしたでしょうね。私も多くの脳卒中患者さんがしていたと思われるリハビリ?をしていたら、リハビリ病院で「奇跡的」などいわれていないと思います。ギャルさんも焦ることなく地道に手順を踏んで学習されたのですよね。感覚麻痺で感覚神経が回復していないのに筋トレは小学生に大学レベルの学習をさせるのと同じようなものですよ。手順があるのですよ。一度できていたことができなくなる脳卒中では、「前に一度できていたから」と無視されやすいのですよ。学習もじっくり立ち返って復習するというのがされにくいのと同じかな。躾で子供ができないことでいらつくのも同根かな。子供の学力でも親等の評価の仕方が間違っているために低学力というのがよくありますよね。リハビリもね。リハビリはがむしゃらにすれば良いというものではないのですよ。適切適度ね。
 11月11日(水)、先週、ブログ村脳卒中カテゴリーである方が「失語症」について、適切な解説をされていました。「構音障害」だけですと、筆談とかができるはずですよ。聴覚障害によって聞き取れない場合も筆談ね。このふたつは上肢に障害がないのなら、手話も使えますけどね。聴覚障害にも視覚障害にもいろいろありますね。高次脳機能障害になると、言語中枢等に障害があるためですよね。聴覚で聞いた「音」を声として認識できない場合や各音は判っても連続させて単語に構成できないとか。視覚でも「図形としてだけの文字」が見えても「意味のある文字」に変換できないとかもね。発音にしても正しく発声中枢に命令が出せないとかね。単語や文を理解する部位の障害であったりとかいろいろですよね。どのような障害かによってリハビリの方法が違ってきますよね。「思考」を司る部位での障害による「支離滅裂」的なのもあると思います。先月でしたか、低血圧(最高が62mmhgでしたか。脳梗塞にも注意してね)で救急を見学された方の旦那さんは高次脳機能障害による失語症とブログより感じています。それと、四肢の麻痺ね。ですから、脳卒中では脳のどの部位に障害が起こったかがリハビリの方針を考える上で非常に大切なのですよ。高次脳機能障害ではテイラー氏の「奇跡の脳」にあるように意思伝達をする場合、幼児を相手にしているとき以上にゆっくりとする必要があると思います。字が書けても文として理解できているかどうか知らないよ。状況を良く見極めてね。
 11月12日(木)、10日午後7時NHKニュースでロボットリハビリ関係が放送されていました。特定難病7つでしたか、対象にロボットアシストスーツを医療機器として認可したというのです。番組に登場された患者さんの歩行リハビリに使われて成果が出ていましたが、この患者さん、関節可動域が確保されているようだし、尖足でもないようでしたよ。筋力が低下した患者さんに有効のようですね。関節を動かすのに怪力のセラピストさんが何人も必要な方ではないようです。このような装置が出てきたということは「筋力低下」は問題ではなく「関節可動域の有無」が問題になるでしょうね。ボチボチの年齢までのボチボチの筋力保持者が脳卒中で四肢が麻痺した場合、可動域確保を主体にしたリハビリをしていたら、最悪でもロボットスーツで歩行とができるようになるということですよね。筋緊張亢進から痙縮や拘縮に進めてしまうとボトックス適応外になるとロボットスーツ等の適応外になるということですね。ニュースの映像から見えたことは「関節可動域は確保されていたよ」ということでした。ですから、発症直後のグニャグニャでもよいということですが、適切適度なリハビリをしていないと廃用症候群になって仕舞って、これまたロボットの適用除外になって仕舞いますよ。ボチボチの脳卒中患者は可動域確保の適切適度なリハビリをしていたら大抵自力で歩行はできるようになりますよ。
 11月13日(金)、「脳卒中での手術適応」についてね。脳梗塞では発症後の手術というのはないようですね。するにしても薬物治療ね。頸動脈での予防的手術があるそうです。ですから、手術というのは脳出血ね。「脳出血 手術」で検索してみてね。私の視床出血は「手術適応外」ですが、脳圧亢進時にのみドレナージ術をおこなうことがあるというものね。脳幹部も「適応外」のことが多いです。大脳の頭蓋骨に近いほど血抜きの「開頭術」がおこなわれることが多くなるということです。血腫の大きさ等で手術による除去が必要な場合は相当深くてもおこなわれるようですが、その部位に達するまでの正常な脳組織を傷つけてしまいことも起こりますよ。ですから、手術によって新たな障害が発生するということもね。視床出血ですと出血量が10mlを超えると死亡率が上昇します。20mlぐらいですと全滅ということですが。部位によってはもっと多くても死亡する率が視床より低いところもあります。出血量と障害の程度とかはどの部位での出血かということですから、「脳内出血」とかいうだけでは判らないのです。ですから、医師は脳の模型も使いながらわかりやすく詳しく説明するべきです。脳は各部で分業しながら共同して働いています。この説明とね。
 11月14日(土)、私のような「感覚麻痺での動作をできるようにする方法」ね。ただし、「動かせる」だけだよ。感覚が麻痺状態だからね。自動車教習所での最初の教習みたいなものかな。普通、動作は皮膚感覚・視覚情報・筋肉感覚等がある状態でしていますよね。熟練してくると視覚情報がなくても皮膚感覚と筋肉感覚があればできることが多くなりますよね。私みたいな感覚麻痺は「皮膚感覚と筋肉感覚」が失われたのですよ。視覚情報はあるので無傷な運動系を使って何とか「動かせる」にはできるのですよ。私も最初に指曲げができたときは「じっと手を見る」状態でした。その前に「指伸ばし」が必要だけどね、これは外力でも良いと思います。「視覚情報」で皮膚感覚や筋肉感覚の代償をすることで動かせたのです。ところが、車いす両足ちょこちょこ歩行の場合は?で足自体は見てないのに動かせたのでした。???。足って結構エー加減なのかな。どう動いているのかなんて判らなかったよ。座っているから動かせたのですよね。それで、腕や手の方も足も目を閉じての左右あわせを毎日毎日しています。これは筋肉感覚の左右あわせね。歩行のときに絶対必要な感覚ね。斜面等での歩行で地面をちらっと見た程度で歩く場合ね。話を戻しますが、感覚麻痺だけの場合、運動神経系や筋肉・関節などは無傷ですから、主に視覚等を利用して感覚の代償をおこなうことに成功すれば「動かせる」ようになると思います。実際、動かせました。ただ、皮膚感覚と筋肉感覚が復活してきた程度に応じて正確さや筋力が回復しますので、目を閉じての左右合わせ等の感覚回復のためのリハビリを欠かさずしましょうね。どの程度の回復かについては「動画と静止画」カテゴリーを見ていただければ幾分かは判っていただけると思います。左半身完全麻痺程度で救急病院に入院日と退院日を含めて34日間でした。リハビリ病院は退院を引き延ばして109日間ね。初期症状は意識不明状態で救急病院に搬入され、左半身完全麻痺程度ね。
 11月15日(日)、「リハビリ6ヶ月説」についてね。この説でリハビリ病院が6ヶ月で退院になるのですよ。初期症状によっていろいろですが、多くの場合、適切適度なリハビリができれば6ヶ月で仮復旧的な当座の動作等では十分ではとも思います。急速な改善みたいなのが6ヶ月を境に見られなくなるというものね。ところが、本格的回復までのリハビリは症状によっては死ぬまで続ける必要があると考えています。そのためには退院後の継続的な支援の仕組みがあればですけどね。適切適度から外れる可能性を防ぐためね。私の体験では、6ヶ月ぐらいまでは代償的感覚利用で動かせるようになったのです。左半身側の感覚ではなく、視覚と健常側の感覚を利用してです。理由は感覚麻痺ですから、運動神経系や筋肉・関節等は無傷でした。麻痺側の皮膚感覚と筋肉感覚が途絶えたということによる動作麻痺です。残存の脳機能を利用するというのに脳が気がつけば動かせるようになりますよ。ところが、肝心の麻痺側の感覚情報がないので「動かせる」だけですよ。これを「回復」ととらえて過剰リハビリで酷い目にあっておられる方が結構おられるようです。この代償的利用による回復は6ヶ月ぐらいで進歩がなくなったのですよ。この後の回復の進歩は「脳での神経細胞間のつなぎ替え」ということが必要なのですが、これを入院でするとなると数年から数十年は必要になると思います。ですから、通院や訪問による適切なリハビリ援助が必要です。現在、発症後3年9ヶ月ほどになりますが、可動域が確保されているので徐々に回復の成果は出ています。見た目には問題ありと思うおっちょこちょいもいるでしょうね。例えばコンタクトレンズの位置についての瞼の感覚回復状況では、「単に装着できる」では発症直後より存在感覚的には悪いですが、レンズ位置感覚的とかは判るようになってきています。ずれた場合に戻せるようになってきているのです。脳卒中リハビリでは、「脳の残存機能を利用したリハビリ」と「脳での神経細胞間のつなぎ替えによる本格的回復へのリハビリ」の2段階があると考えています。感覚麻痺では当初の「脳の残存機能を利用したリハビリ」が6ヶ月ぐらいの方が多いのではと思います。高次脳機能とかははじめから6ヶ月なんていうのは無理かもね。医療費の問題による6ヶ月かな。まあ、ドジなりリハビリで症状固定が6ヶ月ぐらいというのもあるのかな。

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