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闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No124 [健康]

麻痺手の皮膚温がセラピストさんより暖かいです。   また、脳卒中で生じる動作不全とその後のリハビリでの取り組みの悪さで起こる動作不全についてね。   昨冬の雪降りの日とかでも感じなかったほどの厳寒状態の左半身です。   このブログは当初、私の発病からの状況報告みたいなつもりでしたが   関節の可動域は発症直後から他動でもよいから確保し続けること。関節が固まるのは「勉強の質と量と解釈(思考)」が閉鎖空間で止まっているから   脳卒中の我々と比べて羽生結弦選手、どうしてこの短期間で復活出来たのか   リハビリでの現状維持・退行・前進等の違いと見分け方についての持論ね

 12月22日(月)、先日、訪問リハビリでセラピストさんは私の両手を診て「左手が赤らんでますね」といわれました。実際PTの時は腕の運動で直接感じてもらいました。俗にいう血流で赤らむというものです。リンゴのほっぺと同じ原理ね、皮膚温維持のために皮膚付近の毛細血管が拡張して血流増加ね。麻痺した方だよ。理由としては「筋肉を固めない。」ですからポンプ作用があるので血流が確保されているのと、「左半身厳冬」の効果で血流を増加させるように脳から指示が出ていたのでしょうね。関節の可動域が確保されていて筋肉が柔らかいと健常側と同じように血流によって皮膚温を維持することができるのです。健常側より少し高めになってしまったかもね。よく、麻痺側の手足が冷えて困るというような投稿を目にするのですが、大抵痙縮とかに筋肉をしているようですね。筋ポンプ作用が期待出来ないから、手袋等が必要になるのでしょうね。この寒波でも私は手袋なしで花子と散歩だよ。早朝散歩もね。年齢を重ねるにつれて、代謝が減少していって低体温になっていくことが多いですが、何とか、代謝を維持出来ているみたいです。訪問リハビリでの体温測定でチョイチョイ37度当たりをたたき出しています。筋トレ等をしていないのにどのように代謝の主力の筋肉を温存出来たのかな。悪影響を与えないように適度の刺激を筋肉に与えることができているからかな。本当は10kgダンベルでやりたいのですが、今はダンベル体操はしていないです。痙縮の方が怖いからです。でも、30kg持てた。
 12月23日(火)、また、脳卒中で生じる動作不全とその後のリハビリでの取り組みの悪さで起こる動作不全についてね。脳梗塞や脳出血では脳で脳細胞がダメージを受けただけです。出血等の程度によって範囲が異なります。ところで、人間の筋肉や諸蔵器は神経支配されているのです。脳の支配下にね。その脳で障害が起こって運動命令などが出せなくなっただけです。ですから、筋肉や関節に異常はないのです。「標準的な関節可動域訓練 おもな他動運動」というのがあって、筋肉や関節を動くように保っておこうとするわけです。脳での神経細胞の再配列(繋ぎ替え)には時間がかかりますので筋肉等を放置するわけにはいかないからです。さらに、障害の部位によっては代用感覚情報で動くということで動かせたりはできたりしますが、仮復旧程度ですよ。「感覚器(収縮強度や収縮距離などの筋肉感覚情報も含む)→感覚神経→視床→大脳感覚中枢→連合野→運動中枢→小脳等→脊髄→運動神経→筋肉などの作動器」で、本来の感覚器情報が得られるようになって漸く本復旧出来るようになるのです。仮復旧中はリハビリの取り組みよっては弊害だらけになりますよ。感覚麻痺ですと、「動く」で頑張ると、運動神経を鎮める感覚情報がないので、運動神経が興奮したままになって筋緊張亢進、次に痙縮、遂には拘縮にね。この筋緊張亢進あたりからは脳卒中での動作不全ではなく、「その後のリハビリでの取り組みの悪さで起こる動作不全」にあたりますよ。ただ、適切なリハビリとはというのは、発症状況や個人差渡もあるのでオーダーメイドで作っていくほかないのですが、多くの場合、患者の素人判断が悪化の原因みたいです。たまに藪セラピストもいるみたい。脳での繋ぎ替えは「動かせる状態」の方が「痙縮」とか「拘縮」状態より速いみたいです。川平法もね。それでも、いつ頃になるかは神様に聞いてください。私の経験では繋ぎ替えは確実に起こっていますよ。でも、一発完全回復ではなく、チビチビとね。時間も掛かりますね。
 12月24日(水)、昨冬の雪降りの日とかでも感じなかったほどの厳寒状態の左半身です。不思議なのが足先や手などはあったかというか寒く感じなのです。一昨日の投稿のようになっているからかな。大抵は麻痺側の先端部はひえひえでお困りの方が多いようですが、そのあたりは大丈夫みたいです。特に足が良く震えていますが、室内でも外出着程度は着込む等の羽目にね。暖房温度は高すぎると良くないしね。でも、冷房による悪影響ほどはないという話もあります。電気代節約効果の方かな。クドクドと書きますが、これらは脳での神経細胞間の繋ぎ替えによると考えています。理由は神経細胞は興奮状態や刺激に対する反応性がいろいろあるからです。ですから、私の場合ですと視床で失われた連絡経路の神経細胞の代わりをどこかの脳の神経細胞が始めてくれたのですが、反応性が違うので適切な応答のできるように繋ぎ替えを繰り返すことが必要になってきたみたいです。昨日の投稿でも書いていますが、繋ぎ替えを繰り返して適切な再配置が出来上がるまで不調は続くでしょうね。再配置ができるまでに人間の方を終了している事態も考えられるわけです。左半身は震えているのに汗をかいているという状態です。寒くなるとトイレが近くなるというのがありますが、トイレに行っても出なかったり、量が少なかったりでこちらの感覚も後ろの感覚も不調です。鬱陶しいです。軽症の方が羨ましいです。でも、なぜか、リハビリへの取り組みの拙さで私より障害の程度を悪い状態で固定化された方もいるみたいです。私は死亡率数十%ぐらい程度に相当する視床出血で結構寝たきりとか車いす生活者も多いと聞きます。が、関節の可動域をほぼ確保出来たのです。後は感覚の回復を待つのみです。、
 12月25日(木)、このブログは当初、私の発病からの状況報告みたいなつもりでしたが、いつの間にか「発症すぐの方がより良いリハビリができるように」という経験談と医学的要素を入れた経験に基づく実践についてになってきてしまっている感じがしています。自慢話も結構ありますよね。他の方の投稿を読ませて頂いて思うことに「何やってんのよ、それ、筋肉を固めるだけでしょ」とか「あんた、自業自得だよ。もっと、脳科学を勉強しなさいよ」とか「お気の毒に」とか「頑張ってね。」とかいろいろなのです。「頑張ってね。」は少ないです。このブログを読まれたら、苛つく方が多いとある時期から覚悟を決めて投稿を続けています。私は視床出血で超重症でも超軽症でもなく、ちと重症より程度で死亡率数十%で結構寝たきりとか車いす生活者の割合が多い程度だったようね。この程度でリハビリ病院退院時での測定で6分で420m健常者風歩行とか、階段を健常者風昇降とか、腕と手の機能テストでも結構な成績だったようです。退院後、多くの方が脳での神経細胞繋ぎ替えによる不調感でドタバタとしていますし、私もドタバタですけど、体の不調か繋ぎ替えによる回復途上でどう対処するのかということでも知ってほしいことが多々ありました。入院中や退院後のリハビリへの取り組みについて、考えてほしいと思っています。そのためには、生物学、生理学、生化学、医学、脳科学、筋肉と脳との関係、感覚情報についてとかもっと基礎から勉強してみてください。脳の可塑性はすごいですよ。ただ、これは待っていたら起こらないかも。間違った方法ですと、間違ったままで終了とかね。もっと勉強しましょうね、まともな文献でね、まともな情報でね。鬱陶しい体の箇所の触覚が超回復状態になってしまった。以前の鈍感状態に戻ってほしい。(涙)超回復とは筋肉トレーニングで負荷トレーニングで筋繊維を傷つけて、それが回復するときに一時的に前より筋力が増えて回復状態を示すことでその後低下して元の木阿弥にね。では、超回復をどのように利用するのでしょうね。勉強してね。
 12月26日(金)、脳卒中の後遺症について、「勉強してみたなかに、関節とかが動かしにくくなるとかいうのもあったので仕方がない」とかの投稿が目にとまりました。後遺症をどう考えるかというのと発症時他動で可動域のある関節等がどうして動かなくなりやすいのかについてですね。関節は「他動」で固くなることなく動かせる状態を保つことができるのです。それが、以前にも紹介した「標準的な関節可動域訓練 おもな他動運動」なのです。ですから、どのような勉強をしたのかが不思議です。普通のセラピストさんですと、「関節を固めたらダメですよ」とか「筋トレは注意して筋肉を固めないように」とかをいうはずですよね。筋肉を固めたり、関節を錆び付かせたりしたときの弊害を知っているからですよね。思考範囲が狭いと思い込みに繋がりやすいのでしょうね。「知識がある」と「柔軟な思考ができる」とは一致しないことが多いですよ。多面的に情報を捉えることができ、多面的に検討出来る思考ができるようになるためには訓練が必要です。脳卒中での筋力低下ですが、なぜ司令塔の脳を忘れて筋トレに走る方が多い感じを受けています。これも「勉強の質と量と解釈(思考)」が閉鎖空間で止まっているからでしょうね。「閉鎖空間」的に日本の村型社会かな。帝国陸軍なんて典型的閉鎖空間でしたね。今の日本にはこの亡霊がそこら中にいますよ。どのようなところに亡霊がいるのか考えてみましょう。小さいところでは脳卒中での筋トレ大好きな方もね。
 12月27日(土)、羽生結弦選手のグランプリファイナルの優勝見事でしたね。中国で衝突事故に遭い車いす姿での帰国からの復活ですね。どうして、この短期間で復活出来たのかというといろいろ理由はあると思いますが、脳が無傷だったということは確かだと思います。もし、脳出血等で運動麻痺になっていたら若くても回復出来なかったと思います。運動神経・感覚神経ともに健在だったからだと思います。ところで、我々脳卒中患者はこの中枢神経系にダメージを受けたわけです。羽生選手と違って手足は無傷です。若くても復活に手間取っていますね。理由は脳の回復スピードが遅いということです。手足は怪我が重傷になりすぎると切断とかになって復活出来なくなりますが、程度によっては急速に復活出来ることもね。ところが、脳は相当大きなダメージでも時間をかけて復活出来るのです。しかし、復活といっても別の部位の神経細胞を使い始めるので訓練のし直しであり、このための再接続に非常に時間が必要なのです。その間、筋肉等は脳に適切に支配されていない状態になります。で、痙縮とかになっていきやすくなるのです。脳の修復がいつ頃できるかは神様に聞いてください。神に逆らうと天罰が下りますよ。神の思し召しがあるまでは「筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」と「感覚神経回復目指して」で地道にね。
 12月28日(日)、リハビリでの現状維持・退行・前進等の違いと見分け方についての持論ね。持論ですよ、研究論文とかではなく、自身の経験と過去の学習とかからの持論です。時々、「絶不調」とかという投稿があったりしていたので持論をと思ったわけです。最近、左半身の違和感が半端ではなく安眠妨害にもなりかねなくなってきました。これは、脳での修復がおこなわれたからでしょう。その前までは脳卒中で脳の一部がダメージを受けたままですよね、それと違う状況になったということです。考えられることは神経細胞の繋ぎ替えがおこなわれて新入り神経細胞が働き始めているということと思っています。このような繋ぎ替えがないのなら、今回のような違和感は起こらないはずです。鬱陶しいのは脳で起こっていることですが、直接見れないし、徐々にしか起こらないし、ひょっとしたら加齢等による病変の可能性が否定出来ないということね。歩行時等のふらつきについては前庭(平衡感覚器)の情報が使えるようになって左右の調整でとか、筋肉からの筋収縮情報が中途半端にくるようになっての調整によるふらつきとかですよ。リハビリ病院入院中には見られないことです。これらはリハビリでは前進と捉えてよいと思います。リハビリに打ち込みすぎて痙縮とかになったのは退行ですよ。舌の感覚が今ちと不調ですが前進の方と思っています。味覚が幾分か感じられるようになってきたからです。ですから、「左半身厳冬」もね。歩行とかのどの動作でぎこちなくなったとかいうときに筋肉や関節の状態が悪化していなければ神経細胞の繋ぎ替えがいくつか起こって、それ以前とは違う状況になったことでのぎこちなさでしたら、新入りの訓練が終了するまではよく似たぎこちなさが続くのでは。筋肉や関節に問題を起こしたら、悪化していく可能性が高いです。どうせ、リハビリと称する取り組みを続けるでしょうからね。動作に必要なことでの現状維持は「同程度の筋肉を固めない。関節を錆び付かせない。」ができていることです。多くの方が筋肉を固めたり、関節を錆び付かせて困られています。退行ね。筋肉と関節に関しては発症時から勝負が始まっています。放置すれば廃用症候群、過剰が拘縮などね。尖足は放置で起こります。これは、関節が固まっていない証拠ですが、脳卒中で脳が足首周辺の筋肉に命令が出せないから布団の荷重で起こるのです。防ぐには外力によるしかないですよ。脳卒中で関節が硬くならない例ね。発症後の放置で固定化されるのです。何時を基準にして考えるかでも「リハビリでの現状維持・退行・前進」は違って感じられるはずです。

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