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闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No578 [闘病]

視床出血で非常につらいのが視床痛があることですが、視床出血の約半分ぐらいでみられるとね。   発症後麻痺側手足に何かされましたか。   関節可動域の維持について。人間か関節を動かして動作しています。   脳卒中後の回復と発症前の運動との関係。どうなのでしょうね。   「病気と闘う」という表現をするときがありますね。   階段の昇降ですが、単独昇降をリハビリ病院入院中に許可になりました。   痙縮や拘縮は治療ではなく予防で防ぐことですね。

 9月11日(月)、視床出血で非常につらいのが視床痛があることですが、視床出血の約半分ぐらいでみられるとね。リハビリ病院入院中に聞いたのは「運不運」ということでした。ここで、解るのは予後の様子についての追跡調査が不十分であるということです。で、私は運が良かった方でした。視床痛は一種の幻肢痛であるから治療法はないというのです。脳が勝手に作り出す痛みであるというのです。腕等を切断された方にも見られる痛みであるとね。そう、腕がないのに腕が痛いという感じですね。どうして、私が運の良い方になったのか解らないですがひょっとして脳が麻痺側の腕等が存在しているということを何らかの方法で感じたためではと思うのです。「何らかの方法」って何なの状態ね。幻肢痛状態ということは感覚麻痺で麻痺側を感じていないことですから、いくらトレーニングしても脳に伝わらないということですよね。脳は各部位からの感覚情報等で回復が促進されるのですが、この感覚情報がないということで回復にはいくらトレーニングしても無意味なのかな。なら、「他動による関節可動域確保動作」をして回復の切っ掛けづくりをしておく方がよほどよいのではと思うのです。この「他動による関節可動域確保動作」はリハビリ学会推奨ですね。川平法の基本は他動による関節可動域確保動作だと思っています。で、なんで半数ほどが視床痛になるのでしょうね。誰か教えて。
 9月12日(火)、発症後麻痺側手足に何かされましたか。救急病院のリハビリが始まっても、時間が短いですね。この頃からかなトイレに行ったとき、車いすで連れて行ってもらって便座に座って用足しをして、また、車いすで連れ戻してもらっていました。これ、救急病院入院中常にね。そのうちにトイレの手すりにすがってたてるようにね。ただし、立つときは介助ね。車いすを待つ間、立っているときに麻痺足に体重を乗せて「脳に使うのだ」とシグナルが行くようにしたりしました。麻痺腕は便座に座っているときに手すりに乗せておしりを少しあげたら壁との隙間に落ちました。麻痺腕も「脳に使うのだ」とのシグナルね。隙間だったので大事に至りませんでした。看護師さんには内緒ね。もし、手前に落としていたら便座から転がり落ちるところでした。怖い怖い。ごちゃごちゃと健常側を使って麻痺側も将来使うのだとね。これに以前から投稿のように「他動での腕伸ばし、指伸ばし」や「チラシパイプ重量挙げスタイルの肩上げ」みたいなことね。このときが一番筋肉を伸ばすことによる痛みが強かったです。筋肉は痛みをこらえて引きのばすのが必要ということが解っていたのでね。でも、麻痺腕ですよ。???の世界ね。下肢は車いすへの着座姿勢と車いす着座での両足活用ちょこちょこ歩行(俗に車いすを漕ぐとも)ですね。リハビリ病院ではトイレットペーパーの切り取りでは麻痺手で押さえることができるようになっていました。この押さえる程度では緊張しなかったですね。基本は「他動による関節可動域確保動作」ですよ。で、ラジオ体操的動作がある程度できるようになったのですよ。これは関節が楽に動かせるからですよ。楽に動かせたら、脳が回復してきたらすぐに本格的リハビリができますよ。
 9月13日(水)、関節可動域の維持について。人間か関節を動かして動作しています。関節を動かすためには筋肉が弛緩することが必要です。そして、弛緩した後引き延ばされることです。ところが、筋肉は収縮しかできません。弛緩はできても伸びないです。収縮の方は筋緊張亢進から痙縮とかで収縮し続けることができます。収縮し続けると弛緩はできないし、引き伸ばされることもなくなります。そうすると、関節が動かせなくなります。なので、他動で無理矢理引き延ばすというのがあるのですね。ストレッチもね。これができるのが上肢で「他動による腕伸ばし、指伸ばし」ですよ。下肢はどうすればよいのかということですね。それで、椅子への着座姿勢をお勧めしているのです。背筋まっすぐ垂直、股関節直角程度、膝関節直角程度、足首関節直角程度にね。足裏は床にべったりですよ。そして、「車いす着座での両足活用ちょこちょこ歩行」ですね。「車いすを漕ぐ」で必ず麻痺足も参加させることです。踵着地させて、足裏床にべったりで車いすの下で後に送り、次に爪先キックして足先を尖足のように伸ばして前に引く抜いてくるのですよ。前に出たら、足を甲の方に上げて、また、踵着地ができるようにして踵着地ですよ。これを麻痺足でもおこなうのですよ。椅子に座っているから緊張度は低いです。リハビリ病院退院後でも車いすが使える環境であればできるはずですね。棒足の場合、立っていると緊張で棒足のままですが、座ると曲げることができる場合がありますね。この状態を利用して繰り返すことで関節の動きを脳にたたき込むのですよ。手続き記憶にできれば、歩行時も膝曲げ等ができるようになるかもね。上肢は伸ばす、下肢は曲げるで筋肉の弛緩引き伸ばしのタイミングを脳に教え込むのですよ。手続き記憶にすることです。
 9月14日(木)、脳卒中後の回復と発症前の運動との関係。どうなのでしょうね。私的にはしていた方がよいのではと思います。また、筋トレではある程度毎日の後のちのトレーニングは毎日より週一日の方がトレーニングできなくなってからの筋力低下が緩やかであるという報告もあります。だから、ある程度の強度と量の運動を適度な間隔でおこなっていた方が・・とか思ったりするのです。出血当日も大股疾走をしていました。階段昇降もね。で、夕刻に出血でした。ただ、感覚麻痺なのでどのくらいの筋力であったとかの感覚は全くなくなったわけです。でも、リハビリ病院で健常者風昇降ができたので結構筋力が残っていたと思った次第です。自動車運転でアクセルを踏んで加速していても止めることもハンドル操作もできないみたいなのかもね。ただ、アクセルの踏み込みはやめれるかもね。踏み込みが運動神経系興奮ニューロンでブレーキが運動神経系抑制ニューロンかもね。ハンドル操作とブレーキ操作は感覚情報からですね。この感覚情報がないのが脳卒中感覚麻痺なのですよ。エンジンを吹かすことしかできないのが脳卒中後なのですね。そのうちにアクセルがどこかに引っ掛かって戻らなくなってしまったのがボトックス療法対象かな。ただ、筋力がないと極端な話、歩行リハビリもできないかもね。ところが、ほぼ、すべての方が歩行リハビリをしているみたいですね。ということは、ボチボチ筋力は残っているようなので無理しないようにね。関節を動かすのには「タイミングのよい脱力」が必須です。
 9月15日(金)、「病気と闘う」という表現をするときがありますね。感染症ですと、体内に侵入してきた病原体相手に免疫細胞が戦いを繰り広げるわけですね。また、がんですと、普通に毎日できているがん細胞を免疫細胞が戦って排除しているのです。ただ、完全に放射線の影響をなくすと免疫細胞が負けるという話も。自然放射線量ぐらいを毎日浴びていると免疫細胞が活性化されるというのです。放射線が多すぎるのはよくないですが・・。ところで、けがの場合は戦う相手がいないですよね。脳卒中の場合もね。自分の体を自己の回復力で回復させることですよね。リハビリは「回復の手助け」ですよ。脳卒中後、何もしないと廃用症候群になって対象部位が使えなくなります。これを防いで「脳の回復に応じて」使えるようにするのがリハビリです。あくまでも「脳の回復に応じて」ですよ。これを忘れて過剰に不適切リハビリをするからその部位が使えなくなるのですよ。なので、「戦うリハビリ」は何と戦うのですか。「不適切リハビリをしたいという思い」と戦って適切適度なリハビリにしたいというのならあるかもね。手足でしたら、「楽に関節動作ができるように」が適切かな。関節動作ができるのなら無理のない範囲で生活動作ができるようにできたらよいですね。これが「生きるためのリハビリ」に当たるかもね。ところで、「脳の回復」に必要な時間ですが隠れ梗塞とかみたいなのもあれば、非常に長期間必要な症状もね。私の場合は「お迎え」の方が早いと思いますが、「陽性徴候」みたいになってしまうと生活の質が低下するのでならないように「適切適度」を心がけています。
 9月16日(土)、階段の昇降ですが、単独昇降をリハビリ病院入院中に許可になりました。転院後2ヶ月半かな。これも「関節可動が楽にできる」ということですよ。しかし、基本は健常手で手すりを掴んで昇降するということです。今もね。となると、片麻痺ですね。はい、右側に手すりがあるという前提です。なので、階段を見たとたんにその階段は使わないという判断をするときがあります。片側だけしか手すりがない場合ね。でも、進行方向で左側の時ですね。蟹歩きで昇降ですよ。手すりを両手で掴んで蟹歩きね。ですから、片側でも何とかなるのですが・・。エレベーターを使うことにね。右側にある場合は階段ね。エスカレーターは使いません。健康なときは階段でした。兼六園で散策中に階段で手すりが片側だけのところが多くあったのでガイドさんに「階段の真ん中に付けると両側から使える」と希望をいっておきました。ただ、幅が狭いと・・なのでその後どのようになったでしょうね。もし、停電等災害の時に避難時に私は階段があって、右側に手すりがあって使えるのでしたら単独で避難できるのですが、手すりがないと介助対象になってしまいます。介助の人手が少ないときには楽になるのではと思うのです。階段昇降ができるということは足の筋力がそれなりにあるということですね。筋力がどれだけでているかのヒントにもなりますよ。そう、「戦うリハビリ」なんてする必要はないですね。リハビリは戦うのではなく寄り添うものです。リハビリは体の生物学的回復を手助けするものです。この回復より早くというのは弊害しかないですよ。
 9月17日(日)、痙縮や拘縮は治療ではなく予防で防ぐことですね。狂犬病は予防接種での予防しかないです。これと同様で予防に勝る治療法はないのですよ。例えば、脳卒中後手足の筋肉を引き延ばそうとするとなぜか猛烈な筋肉痛を感じることがあります。この筋肉痛に負けてストレッチを怠ると拘縮になってしまうかもね。この場合は「我慢して引き延ばす」のみで予防するのみですよ。筋膜の影響で健常側の筋肉使用状況によって麻痺側が影響を受けることもあるのでご注意を。健常でも「腰痛」の原因場所が腰から遠く離れた部位であったりするのはこの筋膜による影響もあるというのです。ですから、「予防」「予防」「予防」ですね。リハビリ病院退院後に装具を外した一人ですが、拘縮等にはなっていないですね。救急病院入院中は移動はすべて介助されての車椅子移動でした。リハビリ病院退院日まで車椅子を使用していました。関節可動域を適切に維持できるように筋肉を引き延ばしていたからか。救急病院で尿道の管がとれた後、日中車椅子着座生活を開始しました。できるだけ筋肉に普通の人間の重力を感じる姿勢を心がけたわけです。このとき座り方は背筋を伸ばし、股関節直角程度、膝関節直角亭痔、足首関節直角程度で足裏は床にべったりでした。血圧測定時は背もたれ肘掛けを活用して上半身の緊張を下げようね。症状によりますけど、人間として生きるのであれば、できるだけ直立の時間を確保しようね。そして、関節可動域確保動作をしようね。基本は「他動による関節可動域確保動作」ですよ。筋肉は「使っている」というイメージが痙縮や拘縮予防には必要かもね。

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