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闘病記(視床出血)  左半身完全麻痺からの復活(完全復活を目指して)  No381 [闘病]

脳卒中後遺症の手足のリハビリで「動かせる、即、生活動作ができる」などと絶対に思わないようにしましょうね。生活動作には運動神経系と感覚神経系統が共に正常に働いている必要があるのです。   手足等の動作で大切な神経系。運動神経系興奮ニューロンを興奮させたりする運動神経系は必要ですが、どのくらいの興奮でいつまで興奮するのかは運動神経系抑制ニューロンを活性化することで調節しているのですよ。   「手でコップを持つ」という動作で必要な感覚。   「駅」でのバリアフリー状況で思うこと。   卒後、勉強をしない日本かな。これ、いろいろな分野で起こっていると思うのですけどね。   昨日の続き。どうして、卒業後や研修等の終了後の勉強をしないのが多いのか。これは教育を、教育を受けている本人が「義務」と思うか「権利」と思っていたかが大きな要素だと考えるのですけどね。   無知な誘惑に負けないようにね。

 12月2日(月)、脳卒中後遺症の手足のリハビリで「動かせる、即、生活動作ができる」などと絶対に思わないようにしましょうね。生活動作には運動神経系と感覚神経系統が共に正常に働いている必要があるのです。でもね、そこを「他動による関節確保動作」が楽に続けてできるようにしながら、上手に動作を組み合わせたりしておこなわせることができる場合があるということです。セラピストさんに指導して貰おうね。私の健常者風歩行のリハビリでは健常側の感覚を使って麻痺側が感覚なしになっていてもコントロ-ル方法を伝授して貰ったのでした。これを無視して歩行をすると大抵棒足ぶん回しかもね。結局、麻痺側の感覚をどのように補うのかということと関節可動かな。上肢は下肢より緊張度が非常に高まりやすいので、緊張が高まらないような動作を選んで、行い、徐々にできる動作を増やすことですよ。長い年月掛けてね。気の短い方には無理かもね。ですから、この考え方とCI療法は相容れないのですけどね。上肢は未だに、来年2月で発症8年になりますが非常に緊張しやすいです。硬直しやすいです。でも、楽な動作のラジオ体操的なのでしたら、ビシッとはできないですが、ほぼよく似た腕の振り回しはできますよ。手もグッパなんて楽にできますが、茶碗を持たせると高緊張ね。高緊張になるのは避けています。で、グッパが楽にできるのですよ。手が握り込んでしまって何ができますか。パーが楽にできたらいろいろ用途を考えることができますよね。
 12月3日(火)、手足等の動作で大切な神経系。運動神経系興奮ニューロンを興奮させたりする運動神経系は必要ですが、どのくらいの興奮でいつまで興奮するのかは運動神経系抑制ニューロンを活性化することで調節しているのですよ。で、この運動神経系抑制ニューロンを活性化するためには「感覚神経系が正常に働いている」ということが必要です。運動神経系抑制ニューロンが働かなくなる病気があるのですが、これで抑制ニューロンを活性化できなくなると筋緊張亢進から痙縮みたいな症状になっていくのですよ。ですから、運動神経系と共に感覚神経系も非常に重要な役目をしているのです。「匠の技」が手を動かす運動神経というより「感覚を研ぎ澄ます」という方ですよね。感覚が研ぎ澄まされるにつれて動作の微調整ができるのですよ。われわれ、脳卒中感覚麻痺の者はこの大切な感覚が使えないから、筋緊張亢進に非常になり易く、さらに痙縮へと進みやすいのです。興奮ニューロンの興奮解除は徐々にある場合があるようですが、基本は対になって働いている抑制ニューロンから抑制性神経伝達物質が放出されて、これを受容体に接合することで興奮が解除されるのですよ。抑制ニューロンが興奮状態を維持すると興奮ニューロンが興奮できなくなるので一仕事が終わると抑制ニューロンの興奮は自然鎮火ですよ。ボトックスが延々とできるのは運動神経系興奮ニューロンが興奮亢進状態を解除されないからです。ボトックス療法は運動神経系興奮ニューロン本体の細胞体の興奮解除ではなく神経終末の神経筋接合部での神経伝達のみを阻害しているだけです。神経細胞体本体は興奮したままですよ。
 12月4日(水)、「手でコップを持つ」という動作で必要な感覚。視覚で位置や形状などを判断しますよね。感覚なしては掴むと力足らずで落としたり、柔い紙コップでは握りつぶしたりしてしまうことがありますが、健常ではよほどの例外的の物でない限り、普通に掴めますよね。視覚の方は同等としてね。違いは「皮膚感覚と筋肉感覚」の有無ですよ。皮膚感覚では圧覚かな。ついでに触覚にもなりますよね。これで、物体とどのくらいの力で接しているかを感じているのですよ。きつすぎると痛覚が・・。また、物体の温度を温覚と冷覚でね。「アチチ」とかね。同時に筋肉の伸び具合で指等の位置や形状がコップにふさわしくですが、これは筋紡錘という感覚器でね。筋紡錘は筋繊維の伸び具合の感覚器です。腱ゴルジ装置というのが腱の引っ張られ具合等から筋力状況を感じている感覚器で圧覚等と連動してほどよい力加減で調節しているのですよ。ところが、我々脳卒中感覚麻痺の者ではこれら感覚が全滅ですよ。無感覚で少しでも感覚情報が必要な動作をすると高緊張になってしまうのですよ。さらにこんな状況で生活動作みたいなリハビリを無理におこなうと非常に強い緊張状態にね。特に中途半端な力加減を維持するようなこと、茶碗を食事のために持つとか、とかですと痙縮一直線かもね。このような仕組みで動作させている我々なのです。CI療法は痙縮一直線であると考えられるのですけどね。感覚が回復しても軸索だった部位が樹状突起での回復だった場合は屈筋と伸筋の交互に収縮弛緩による動作調節をしている場合は高緊張になりますよ。軸索だった部位が再び樹状突起から軸索になるという回復が起こるまではね。中枢神経系では「軸索の伸長がない」ということなのでね。
 12月5日(木)、「駅」でのバリアフリー状況で思うこと。ある方が「東京駅は不親切」と投稿されていました。古くて大きな駅は不親切ですし、古くてローカルな駅も不親切ですよね。もっと、ローカルですとスロープ設置で対処できますが、下手に跨線橋で向こう岸へのホーム移動の場合もですね。昔は軍隊輸送を第一に考えて作られたということです。それを要人輸送、徐々に普通の健常者の旅客の拡大かな。まったく、障害のある人のことは考えられていなかったのですよ。「軍艦の作り」ともね。これの改造ですから・・。ですから、新幹線駅のバリアフリー化は結構よいと思いますが。新しく開業した駅等もね。エレベーター設置にも場所が・・。エスかレターも・・。どうして、日頃の運動不足解消には階段というの有効なのにね。私の回復が早かった要因には「階段好き」でよく階段昇降をしていたのがあったのかな。リハビリ病院のリハビリで要求みたいなのは「階段」だけですよ。単独階段利用が許可されて楽になったのは、「エレベーターと違って所要時間が計算できる」ということでした。リハビリ病院では、当然のごとく車椅子でのエレベーター利用が多いので所要時間が計算できないのです。ですから、エレベーター等だけではなく、トイレの位置でも「何考えているの」という感じの駅がありました。出入り口に階段ありで手摺りもないというのがね。どっかの駅では階段の中腹にトイレとか。新しい駅や大改造した駅でのバリアフリー化ができていないというのは設置鉄道の無神経さを現していると思いますが、最近はそれない工夫ができてきているようですね。古い駅は「軍艦の作り」のままかな。頑張って障害者に親切な駅に改造してほしいですね。障害者が使いやすいというのは健常者も使いやすいということですよね。
 12月6日(金)、卒後、勉強をしない日本かな。これ、いろいろな分野で起こっていると思うのですけどね。大学病院でもかな。で、私は・・。医療の分野で外科では「ガーゼを使わない治療」というのが10年以上前からおこなわれるようになってきています。傷口をガーゼで保護?すると、交換時に痛いですよね。で、膿とかと共に再生してきた皮膚組織等も一緒にはぎ取っているということで使わなくなってきているということです。カーゼを使うより早く傷跡も目立たなくなるというので世界的に広まっているようです。これ、10年ぐらい前の日経ビジネスで記事が掲載されていました。10年ね。このための保護部材が普通の薬局でも売られているはずです。また、「消毒をしないで滅菌水だったか、とかで洗う」という方にです。消毒というのは再生しようと頑張っている細胞もついでに殺してしまっているということでですよ。未だにガーゼ多用の外科医は交換時に苦痛に苦しむ患者の表情に快感を覚えているのかな。本当に必要な最低限にガーゼ使用を減らす方がよいのにね。これ、日本医師会のサイトにある「患者の権利に関するWMAリスボン宣言」をどう思っているのでしょうか。ガーゼ利用より良質な医療が広まっているのにね。単に勉強を継続していないことから起こることですよね。外科の例を挙げましたが、高血圧で「高血圧治療ガイドライン」も理解できない処方箋プリンターもいますけどね。この医師の言いなりですと「過度の降圧による脳梗塞の恐れや意識喪失」の危険性ね。なにせ、「熱いお風呂で低血圧に」なんていうような医師ですからね。熱いお風呂で体温上昇では交感神経が優位になって高血圧なのにね。どこの医学部卒?。38~40℃ぐらいの少し温めの方が副交感神経優位になって低血圧になるのにね。で、降圧薬盛り過ぎで意識喪失すると「溺死」の危険性ね。「からだの科学」ある号で「WHOのリポートも読んでいなかった」と後悔されていた良識ある方の談話が読んだことがあります。でどこかは?かもね。筋ポンプ作用の不足による夜間頻尿を「過活動膀胱」と診断するようなのも藪の一つかな。とかとかなので、診断と治療方針を鵜呑みにしないようにね。
 12月7日(土)、昨日の続き。どうして、卒業後や研修等の終了後の勉強をしないのが多いのか。これは教育を、教育を受けている本人が「義務」と思うか「権利」と思っていたかが大きな要素だと考えるのですけどね。ブラック校則は「勉強をさせられてきた教員や保護者等が子供に『勉強を強制する』ため」だと考えています。自発的に権利として勉強してもらおうというのが欧米風かな。でもね、乗ってこないがいるようですが、日本ほどではないようですね。教師になっている者でも「義務教育」の意味を理解していないのが結構いるようですね。憲法上での義務者は「国および地方公共団体」と「保護者」で、国および地方公共団体は権利者である子供が安全に通学できて勉強をできる環境を整備する必要があるのに・・。「親」も親というのが・・。名古屋で勉強させようと包丁で脅していて殺してしまったというのまでいますよね。虐待は虐待で問題ですが・・。で、どのようにすると、自発的に勉強をするようになるのか。「ビリギャル」(本も出版されてますね)は権利者である生徒の自主性というか意欲を非常に上手に高めた例ですが、日本は勉強意欲を減退させるような仕組みにしてしまっているようですね。だから、「学ぶ」というのは「教えて貰ったことのみ」みたいになってしまって実生活等から乖離してしまって役立つはずの学習を無駄にしてしまっているのですよ。さらに、自身をより高める機会をみすみす失っているというのが非常に多いように感じています。そして、狭い自身の経験のみでの思考で行き詰まるのですよね。
 12月8日(日)、無知な誘惑に負けないようにね。ある方が「心の中の悪魔が・・」と投稿されていました。靱帯損傷で靱帯が再びくっついて直ぐに運動を開始すると、特に激しい運動では再び損傷でしょうね。この激しい運動にも耐える程度に修復したことを確認してからの激しい運動ならよいのですが、普通は仮接続みたいなのから始まりますよね。そう、心の中の悪魔に負けて「完全に回復できた」と思い込んでリハビリをすると・・。この悪魔との対決が辛いのですよ。また、外野の悪魔との対決ね。その点、アメリカなどの方が悪魔に負けないように外野が踏ん張って運動再開や強度アップ等を認めないですよね。大谷もまだ投手の方は再開していないみたいなものですね。稀勢の里は自身と外野の悪魔によって潰されたと思っています。リハビリは見かけの回復ではなく本格的に回復したことを確認しながらおこなう必要があるのですよね。脳卒中で、特に感覚麻痺で手足が動かせたとリハビリをやり過ぎると「筋緊張亢進→痙縮→拘縮」の順に突っ走りますよね。筋緊張程度で抑えるには悪魔に打ち勝つ必要があるのですよ。逆は脳卒中に負けての廃用症候群ね。直ぐに元通りにならないのは非常に辛いことですが、悪魔に負けると回復しなくなりますよね。ある程度より症状の重かった脳卒中経験者の実感です。「悪魔に」の方の中にはボトックス療法にね。何回もボトックスの注射を受けられていますよ。「リハビリでは他の方と比較をするな」が基本だよ。もう少しで火葬場行きだった視床出血者より。

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